1まず、「休むこと」を自分に許可しよう

「仕事を休んだら迷惑をかける」「もっと頑張れるはず」——そんなふうに思っていませんか?

うつ病は、意志の弱さや甘えではありません。脳のエネルギーが枯渇してしまっている状態です。
骨折した人に「根性で歩いて」とは言えないように、うつ病の人に「気合で乗り越えて」は通じません。

休職は「逃げ」ではなく、回復のための治療の一部です。
まずは、自分が休む価値のある人間であることを、ゆっくり受け入れてみてください。

2休職までの3つのステップ

休職は難しそうに見えて、やることは3つだけです。焦らず、一つずつ進めましょう。

01

医療機関を受診する

まず心療内科・精神科を受診しましょう。診断書は休職手続きに必要です。「休職したい」と医師に伝えるだけで大丈夫。

02

会社に申し出る

上司や人事に休職したい旨を伝え、診断書を提出します。直接話すのが辛ければ、メールや書面でもOKです。

03

手続き書類を揃える

会社の休職申請書類・健康保険の傷病手当金申請書など。会社の担当者や社労士に聞くとスムーズです。

🍵 ちょっと待って

職場に話す前に、有給休暇を先に使うことも選択肢の一つです。まずは数日の休暇から試してみるのもいいかもしれません。

3休職中に準備しておくこと

🌱 まずは「何もしない」を大切に

休職直後は、とにかく休むことが最優先です。家事も最低限でいい。SNSも見なくていい。
「何もできていない自分」を責めなくていいです。休むことが、今の仕事です。

📝 休職中に少しずつ整えたいこと
  • 毎日同じ時間に起きる(できる範囲で)
  • 日光を少し浴びる(窓辺に座るだけでもOK)
  • 食事を1日2〜3回とる
  • 主治医との定期通院を続ける
  • 信頼できる人に気持ちを話す
  • 回復のペースを記録してみる(日記など)

4お金のこと(傷病手当金)

「休んだらお金はどうなるの?」という不安は当然です。安心してください。
健康保険に加入していれば、傷病手当金として給与の約3分の2が最大1年6ヶ月支給されます。

💰 傷病手当金の受給条件
  • 健康保険の被保険者であること
  • 業務外の病気・ケガで働けない状態
  • 連続して3日間の待期期間がある
  • 給与の支払いがない(または減額されている)

申請は会社の担当者・または健康保険組合に相談しましょう。自分一人で抱え込まなくて大丈夫です。

5よくある不安と、その答え

「クビになるの?」

原則として、休職中に一方的に解雇することは法律上難しいです。就業規則の休職期間内であれば、雇用は守られます。不安なときは社労士や労働組合に相談しましょう。

「復職できるか不安…」

今は考えなくていいです。まず回復が先。多くの人が、ゆっくり時間をかけて職場に戻っています。復職支援プログラム(リワーク)を使う方法もあります。

「周りにどう思われるか怖い」

伝える内容は「体調不良で休む」だけで十分です。うつ病であることを詳しく話す義務はありません。自分の情報は、自分で守っていい。

あなたがここまで頑張ってきたことは、
ちゃんと誰かに伝わっています。

休むことは、弱さじゃない。
また歩き出すための、大切な時間です。🌿

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こころのライター

メンタルヘルスと働き方をテーマに発信しています。「休むことを恐れないで」が、このブログのモットーです。